四国八十八ヶ所お遍路の旅。【18番札所】母養山 宝樹院 恩山寺(ぼようざん ほうじゅいん おんざんじ)

2023年4月20日

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恩山寺

本尊:薬師如来

本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

宗派:高野山真言宗

ご詠歌

子を生める その父母(ちちはは)の 恩山寺 とぶらひがたき ことはあらじな

「とぶらふ」は訪れるという意味。恩山寺を訪れるのと父母を訪れるの両方の意味があるのでしょう。

父母の恩は四恩のうちの1つです。四恩とは私たちがこの世で受ける父母の恩・衆生の恩・国王の恩・三宝の恩の4つをさします。それほど父母の恩は深いのです。

「子どもを誕生させたその父母の恩は大きい。恩山寺を訪れて、父母の恩に報いましょう。」と詠まれています。

場所

公式サイト:なし

宿坊:なし

電話:0885-33-1218

〒773-0008 徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40

20台ほど停められる無料駐車場があります。(A.M.7:00~P.M.17:00)

御朱印

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歴史

聖武天皇の勅願により行基が開創、薬師如来像を掘って本尊としました。当時は災厄悪疫を救う女人禁制の道場で、「大日山 福生院 密厳寺(ふくしょういんみつごんじ)」という名前でした。19番札所の立江寺に向かって下る「花折り坂」から上には、女性が立ち入ることは禁止されていたのです。

延暦年間(782~806)、弘法大師が逗留して修行中に、弘法大師の母の玉依御前が訪ねてきたが、女人禁制のため入山が叶いませんでした。そこで弘法大師は7日間、滝に打たれて女人解禁の秘法を修め母親を迎えました。

玉依御前は剃髪して髪を奉納したため、弘法大師は寺号を「母養山恩山寺」に改めました。そして自ら自像を刻んで安置し、「我が願いは末世薄福の衆生の難厄を除かん」と人々の幸せを願い続けることを誓ったそうです。

天正の兵火で焼失したが、江戸時代には阿波藩主の庇護を受けて再建され繁栄しました。

見どころ

【玉依御前の剃髪所】大師堂の手前に「大師御母公剃髪所」の石碑と小さなお堂が建てられています。弘法大師が作ったとされる「御母公像」と、弘法大師の母君の髪の毛が安置されているといいます。

【弘法大使像】現在、弘法大師が自ら彫造した像が、大師堂の本尊とされています。

次の19番札所「立江寺」まで約5㎞(車で約15分)です!

徳島県

Posted by いけち