四国八十八ヶ所お遍路の旅。【25番札所】宝珠山 真言院 津照寺(ほうしゅざん しんごんいん しんしょうじ)
津照寺は室津港(むろつこう)に臨む小山に建ち、通称「津寺(つでら)」とも呼ばれています。
津照寺
本尊真言:おん かかかび さんまえい そわか
宗派:真言宗豊山派
ご詠歌
法の舟 入るか出づるか この津寺 迷ふ我身を のせてたまへや
津照寺は通称、津寺とも呼ばれます。船に乗るか乗らないかを迷うわが身を、法の力によって正しい道に導いてくださいと懇願しています。
「弘誓の船が港に入るか沖へ出るか、この津寺の楫とり地蔵菩薩よ、どうか迷う私たちをお乗せいただき、安穏の世界へお導きください。」と詠まれています。
場所
公式サイト:なし
宿坊:なし
電話:0887-23-0025
〒781-7102 高知県室戸市室津2652-イ
自動車は境内には入れません。港の広場に無料で停めさせてもらうことができます。
南国インターチェンジから室戸方面へ。
御朱印
歴史
弘法大師が四国巡錫(じゅんしゃく)の際に、山の形が地蔵菩薩の持つ宝珠(ほうしゅ)に似ていることから、ここを霊地として地蔵菩薩を刻んで本尊にして「宝珠山 真言院 津照寺」と名付けました。
敷地も拡大し藩が運営する時期もありましたが、明治の改革により廃寺とされ土地も極度に狭められました。本堂は昭和50年、大師堂は昭和38年に新築されたものです。
以来、本尊を「楫取地蔵」と呼ぶようになりました。
見どころ
【境内】朱門をくぐると右側に大師堂、納経所、檀信徒会館があり、本堂に向かう急勾配(こうばい)な石段を登ると小高い山の上に本堂があります。
本堂からは太平洋を見下ろすことができ、26番札所の金剛頂寺も眺めることができます。
次の26番札所「金剛頂寺」まで約5㎞(車で約15分)です!