四国八十八ヶ所お遍路の旅。【13番札所】大栗山 花蔵院 大日寺(おおぐりざん けぞういん だいにちじ)
四国88カ所内に大日寺は3カ所あり、その内徳島県には2カ所あります。
大日寺
本尊:十一面観世音菩薩
本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
宗派:真言宗大覚寺派
ご詠歌
阿波の国 一宮とは ゆうだすき かけて頼めや この世のちの世
一の宮というの”いう”と木綿欅の”ゆう”をかけています。大日寺は始め一宮の別当寺でしたが神仏分離令によって、一宮の十一面観音を大日寺に移して本尊としたと言われています。
「この大日寺は阿波国(あわのくに)の一宮といいます。木綿欅(ゆうだすき)をかけて、この世とあの世の安穏を頼みなさい。」と詠まれています。
場所
公式サイト:https://dai13.jp/
宿坊:あり(150人)2023年2月現在休業日
電話:088-644-0069
〒779-3132 徳島県徳島市一宮町西丁263
15台ほど停められる無料駐車場があります。藍住インターチェンジから県道1号線を徳島方面に。国道192号線と合流したら石井町方面へ。鮎喰川沿いの県道21号線を進めば右手にあります。
御朱印
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歴史
清流、鮎喰川(あくいがわ)の下流、南岸にあります。大日寺は阿波の総鎮守だった一宮神社の別当寺として同じ境内にあり、元々は一宮神社が札所として参拝されていました。
815年(弘仁6年)、弘法大師が対岸の大師ヶ森で護摩修法をしていると、紫雲(しうん)とともに大日如来が舞い降りてきました。「この地は霊地なり。心あらば一宇を建立すべし。」と告げられた弘法大師は、大日如来の像を刻んで本尊として、堂宇を建立しました。寺名の由来もここからきています。
1573年~1592年(天正年間)、兵火によって建物を全て焼失しています。その後、江戸時代前期に阿波藩主の蜂須賀光隆によって本堂は再建されています。
1868年(慶応4年)、神仏分離令により神社と寺に分けられ、行基が刻んだとされる一宮神社の本地仏の十一面観音菩薩が本尊となり、大日如来像は脇侍になりました。
見どころ
【ぼけ封じ観音】、【奥の院】、【建治寺】
【しあわせ観音】幸せを祈るです。合掌する手の中にカラフルな極彩色の観音菩薩が安置されており、蓮の花を持ち幸せを祈ります。
次の14番札所「常楽寺」まで約3㎞(車で約10分)です!