四国八十八ヶ所お遍路の旅。【22番札所】白水山 医王院 平等寺(はくすいざん いおういん びょうどうじ)

2023年11月19日

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平等寺の本尊「薬師如来像」は、常時拝観することが可能です。

平等寺

本尊:薬師如来

本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

宗派:高野山真言宗

ご詠歌

平等に へだてのなきと 聞く時は あらたのもしき 仏とぞみる

平等寺は新野(あらたの)という地に建っており、4句の”あらたの”にかけており、寺名の平等について詩っています。

「あらゆるものに平等に隔てがないと聞くと、本当に頼もしい仏さまの慈悲を感じます。」と詠まれています。

場所

公式サイト:https://byodoji.jp/

宿坊:なし

電話:0884-36-3522

〒779-1510 徳島県阿南市新野町秋山177

駐車場(A.M.7:00~P.M.17:00)

普通車30台無料
マイクロバス無料
大型バス5台無料

御朱印

画像がアップされるまで少々お待ちください。

歴史

弘法大師がこの地を訪れた際に、五色の雲が空にたなびき中から黄金の梵字が現れ、そこから薬師如来の姿が現れました。光明が四方に輝き、弘法大師が加持(かじ)に使う水を求めて杖で地面を掘ると、乳白色の水が湧き出ました。

その霊水で身を清めた弘法大師は「あらゆる人々の心と体の病を平等に癒し去る」という誓いをたてて、薬師如来像を彫って本尊として安置しました。山号を「白水山」と定め、人々が平等に救済されるようにと願いを込めて、寺名を「平等寺」としました。

1680年、伊予の中興一世照俊阿闍梨たちによって再建されました。

かつて平等寺には大きな通夜堂がありました。通夜堂とは参拝者が寝泊まり出来る寺の施設であり、分け隔てなく様々な人を受け入れていました。

本堂へ行く石段は男坂と女坂の二つあり、厄除けの為に年齢の数だけ賽銭を置いて登る参拝者も多くいます。男坂の手前には、弘法大師ゆかりの霊水が今も湧き出ており万病に効く霊水としてあがめられています。

見どころ

【霊水「弘法の水」】持ち帰ることもできます。(容器は200円で購入可)無色透明で飲用に適しており、万病に効くと言われています。

【箱車】本堂に3台の箱者が奉納されています。かつて参拝に訪れた足の悪いお遍路さんが使っていたもので、この地で歩けるようになったとの言い伝えがあります。平等寺で霊験を授かり足が治ったお礼として奉納されました。

【本堂】1737年に再建されました。色彩豊かに草花が描かれた天井絵が有名です。

次の23番札所「薬王寺」まで約23㎞(車で約30分)です!

徳島県

Posted by いけち