四国八十八ヶ所お遍路の旅。【31番札所】五台山 金色院 竹林寺(ごだいさん こんじきいん ちくりんじ)

2023年4月20日

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竹林寺は文殊菩薩の聖地で、四国霊場で唯一本尊とする札所です。県内きっての文化財の宝庫でもあり、高知城や浦戸湾を見渡すことができます。

竹林寺

本尊:文殊(もんじゅ)菩薩

本尊真言:おん あらはしゃ なう

宗派:真言宗智山派

ご詠歌

南無文殊 三世(みよ)の仏の 母ときく 我(われ)も子なれば 乳(ち)こそほしけれ

「文殊」は仏の知恵を象徴する菩薩です。母と子、乳と智をかけています。

「文殊菩薩は、「三世覚母(さんぜかくも)」と言われるが、私も子であるから、母の乳(ち)ではないが、文殊菩薩の智がほしいものだ。」

場所

公式サイト:http://www.chikurinji.com/

宿坊:なし

電話:088-882-3085

〒781-8125

高知県高知市五台山3577

駐車場

普通車100台無料
マイクロバス10台無料
大型車5台無料

高知インターチェンジから高知北環状線を高知市街方面へ。

御朱印

画像がアップされるまで少々お待ちください。

歴史

寺伝では奈良時代の724年(神亀元年)聖武天皇が文殊菩薩の聖地として知られる唐の五台山に登り、文殊菩薩に拝した夢を見たそうです。聖武天皇は行基に全国を行脚して、五台山に似た場所を探すように命じました。

高知平野の海近くに立つ小高い山のこの地を訪れた行基は、霊場にふさわしいと感得して、文殊菩薩像を彫って本尊としお堂を建てて、この竹林寺を開創したと伝えられています。

その後、大同年間(806~810)に弘法大師が四国巡錫の際に立ち寄り、瑜伽行法を修法して荒廃した堂塔を修復し霊場に定めました。

江戸時代には土佐藩主・山内家の帰依(きえ)が厚く寺運は隆盛。学僧が集まり土佐の学問・文化の中心でもありました。

『土佐の高知の播磨屋橋で坊さんかんざし買うを見た。』よさこい節より

土佐の民謡『よさこい節』でかんざしを買う坊さんと唄われている純信は、当寺の脇坊の僧侶です。

見どころ

【本堂】柿葺きの屋根の本堂は、江戸時代初期の建立で国の重要文化財に指定されています。

文殊菩薩を祀っているため、「文殊堂」と呼ばれています。

【庭園】客殿を囲む涼しげな庭園は、高知県の三名園の一つに数えられている名勝です。

趣の違う北庭と西庭からなり、鎌倉時代の禅の高僧・夢窓疎石(むそうそせき)の作庭と伝えられています。

【五重塔】昭和55年に建立されました。高さ31.2mで総檜木造。

鎌倉時代初期の様式であり、県内唯一の五重の塔です。

次の32番札所の「禅師峰寺」まで約8㎞(車で約15分)です!

高知県

Posted by いけち