四国八十八ヶ所お遍路の旅。【46番札所】医王山 養珠院 浄瑠璃寺(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)
浄瑠璃寺は松山市内にある八ヶ寺の打ち始めの霊場です。境内にそびえる樹齢約千年のイブキビャクシンの大木は今も信仰を集めています。市の天然記念物です。
浄瑠璃寺
本尊:薬師如来
本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
宗派:真言宗豊山派
ご詠歌
極楽の 浄瑠璃世界 たくらえば 受くる苦楽は 報いならまし
「たくらえば」は比べればと言う意味。
「極楽な浄瑠璃世界と比べてみると、この世で受ける苦楽はその報いなのだろう。」 と詠まれています。
場所
公式サイト:なし
宿坊:なし
電話:089-963-0279
〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282
無料駐車場があります。
松山インターチェンジから国道33号線を砥部方面へ向かい、重信大橋を越えた最初の交差点で県道23号線へ左折。バス停・広瀬を右折し久万方面へ進むと右手にあります。
御朱印
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歴史
708年(和銅元年)に行基が奈良の大仏開眼に先立ち、布教のためにこの地を訪れました。伽藍を建立し白檀の木で薬師如来を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩、従者として十二神将を安置しました。
浄瑠璃寺の名は薬師如来の住む「瑠璃光浄土」から、山号の「医王」は薬師如来(瑠璃光如来)の別名・医王如来に由来しています。
807年(大同2年)に唐から帰朝した弘法大師が、伽藍を修復して四国霊場と定めました。
1715年(正徳5年)に山火事で本尊と脇侍を除き、ほとんどを焼失しましたが70年後の1785年(天明5年)、地元の庄屋から住職になった堯音(ぎょうおん)が、復興に尽力しました。
堯音は托鉢をしながら全国を行脚し、そのお金を再興の資金にしています。岩屋寺から松山市に至る土佐街道に8つの橋を架けるなどの社会事業にも力を尽くしたことでも知られています。
見どころ
境内には仏足石や仏手石、仏手指紋、説法石など霊験のある石があちこちに置かれ、健脚や交通安全、知恵技能、豊作などのご利益で知られています。
本堂と大師堂には「抱っこ大師」が安置されていて、稚児の大師像で実際に抱くことも出来ます。
【一願弁天堂】天女像が祀られ音楽、智恵、美貌、財宝、福徳に霊験があるといわれています。
次の47番札所「八坂寺」まで約1㎞(車で約5分)です!