四国八十八ヶ所お遍路の旅。【47番札所】熊野山 妙見院 八坂寺(くまのざん みょうけんいん やさかじ)
八坂寺は修験道の護摩供「火渡り修行」で有名なお寺です。
八坂寺
本尊:阿弥陀如来
本尊真言:おん あみりた ていせい からうん
宗派:真言宗醍醐派
ご詠歌
花を見て 歌詠む人は 八坂寺 三仏じょうの 縁とこそきけ
寺名の”やさか”と栄えることを意味する”いやさか”をかけています。「讃仏乗(さんぶつじょう)」は仏法をほめたたえ人に教え導くことです。
「美しい花を見て歌を詠む人は弥栄(いやさか)です。歌は仏法をほめたたえ人に教え導くきっかけとなると聞きます。」と詠んでいます。
場所
公式サイト:なし
宿坊:なし
電話:089-963-0271
〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町八坂773
無料駐車場があります。
松山インターチェンジから国道33号線を高知・砥部方面へ進み、えひめこどもの城入り口前交差点を左折。大友山トンネルを抜けたら次の信号を右折し、八坂寺前バス停を右折してください。
御朱印
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歴史
修験道の開祖・役行者小角(えんのぎょうしゃおづの)が開基したと伝えられる、1,300年もの歴史を有する古刹です。
701年(大宝元年)に文武天皇の勅願により伊予の国司の越智玉興の指揮の下、堂塔が建立されました。八ヶ所の坂を切り開いて創建されたのが寺名となり、また、ますます栄える「いやさか(八坂)」にも由来すると言われています。
815年(弘仁6年)、弘法大師がこの寺で修法し、荒廃した寺を再興して霊場と定めました。本尊の阿弥陀如来坐像は恵信僧都源信の作と伝えられています。
その後、紀州から熊野権現の分霊や十二社権現を奉納して修験道の根本道場となり、「熊野八坂寺」とも呼ばれるようになりました。境内に十二坊、末寺が四十八ヶ寺と繁栄を誇り、僧兵を抱えるほどに栄えました。
しかし天正の兵火で焼失したのをきっかけに、寺の規模は縮小の一途をたどります。現在、寺が建っている場所は熊野権現と十二社権現を祀っていたところです。
見どころ
本堂の地下室には、全国から奉納された阿弥陀尊、約8,000が祀られています。
【救いの手】本堂に上がる石段の下から10段目の左側にあります。「九難を去る救い」の手とされ、足や目の病気にご利益があるとされています。
【閻魔(えんま)堂】「極楽の途」と「地獄の途」が左右で分かれています。極楽には美しい浄土が、地獄には餓鬼道、畜生道、修羅道などが描かれています。
【いやさか不動尊】毎年4月29日に「柴燈(さいとう)大護摩供火渡り修行」を行っています。
燃え盛る芝火の上を裸足で渡る、修験道の加持祈祷です。寺がもともと修験道の道場だったことに起因しています。
次の48番札所「西林寺」まで約5㎞(車で約15分)です!