四国八十八ヶ所お遍路の旅。【48番札所】清滝山 安養院 西林寺(せいりゅうざん あんよういん さいりんじ)

2023年12月3日

記事内にプロモーションを含むことがあります。 当サイトの記事内では、アフィリエイト広告を掲載している場合があります。

西林寺

本尊:十一面観世音菩薩

本尊真言:おん まか きゃろにきゃ そわか

宗派:真言宗豊山派

ご詠歌

弥陀仏の 世界をたずね 行きたくば 西の林の 寺に詣れよ

院号の安養院の安養は極楽浄土のことをさします。寺名の西林寺を「西の林の寺」と表現しています。

「阿弥陀如来がいらっしゃる極楽世界を訪ねて、その教えを聞きたいならば、この西林寺に参りなさい。」と詠まれています。

場所

公式サイト:なし

宿坊:なし

電話:089-975-0319

〒791-1111 愛媛県松山市高井町1007

無料駐車場があります。

松山インターチェンジから国道33号線を砥部方面へ進み、森松交差点を左に曲がり、森松バスターミナルを左折します。杖ノ淵公園先の交差点を左折したのち直進すると右手にあります。

御朱印

画像がアップされるまで少々お待ちください。

歴史

741年(天平13年)に聖武天皇の勅願により、行基が伊予の国司の越智玉純(おちのたまずみ)と共に、一宮別当寺を建立したのが始まりと言われています。

行基は70歳を過ぎていたらしいよ。

その地は現在の松山市小野播磨塚あたりの「徳威の里」とされ、十一面観音菩薩像を彫像して安置されました。

807年(大同2年)に弘法大師がこの地を巡礼した際に、当時の伊予国司の越智実勝と協議して寺を現在の地に移して四国霊場と定めました。

言い伝えによれば、当時この辺りは干ばつに見舞われていましたが、弘法大師が地に錫杖(しゃくじょう)を突き立てると、たちまち清らかな水が湧きだしたという伝説が残っています。山号の「清滝山」も弘法大師の伝説を連想させます。

西林寺の西南200m先の奥の院にある「杖の淵」はその遺跡とされ、清水はこれまで一度も枯れたことが無く、寺の前を流れる内水にも流れ込んでおり、付近の水田を潤しています。(「杖の淵」は「全国の名水百選」にも選ばれました)

境内が川の土手より低いので、罪人が山門をくぐると無間地獄に陥ると言い伝えられています。

見どころ

門前には正岡子規の句碑「秋風や高井のていれぎ三津の鯛」があります。”高井”は地名で、”テイレギ”は刺身のツマに使われる水草で、このあたりの清流に自生しており、松山市の天然記念物とされています。

学生

「杖の淵」の中にも”テイレギ”が自生しているよ。

【孝行竹】境内で親竹と子竹が寄り添うように生えており、家庭円満の象徴として信仰されています。

【福寿地蔵(一願地蔵)】お参りをすると、1つだけ願いをかなえてくれると言われるお地蔵さまです。

次の49番札所「浄土寺」まで約3㎞(車で約10分)です!

愛媛県

Posted by いけち