四国八十八ヶ所お遍路の旅。【70番札所】七宝山 持宝院 本山寺(しっぽうざん じほういん もとやまじ)

2023年11月19日

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本山寺は約2万平米の広大な境内に五重塔がなどが並んでいる大きなお寺です。五重塔は四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とこの本山の4カ所にしかありません。

本山寺

本尊:馬頭観世音菩薩

本尊真言:おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか

宗派:高野山真言宗

ご詠歌

もとやまに 誰か植江(うへ)ける 花なれや 春こそ手(た)をれ たむけにぞなる

「ここ本山寺にいったい誰が植えた花だろう。春になると花を手で折ってしまうけれど、それは仏さまにお供えする立派な手向けの花になるのだから」と詠んでいます。

この唱には手で折ってしまえば花の命を奪ってしまうけれども、手向けの花として生かされる役目を与えられ無駄なことではないという意味があるのではないでしょうか。

場所

公式サイト:なし

宿坊:なし

電話:0875-62-2007

香川県三豊市豊中町本山甲1445

駐車場があります。JR予讃線本山駅から徒歩で20分。さぬき豊中インターチェンジから国道11号線経由で車で5分のところに本山寺はあります。

御朱印

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歴史

950年(天暦3年)の建立ですが、損傷が激しかったので明治43年に再建されました。

本山寺の本尊の馬頭観世音菩薩は頭上に馬頭を頂く観音さまで四国霊場では唯一のものです。祀られている本堂のそばには馬の像が控えています。

807年(大同2年)、平城天皇の勅願により弘法大師が開基して札所としました。当時は「長福寺」という名前で、本堂は弘法大師が一晩ほどの短期間に建立したという伝説が残っています。

広大な境内には国宝の本堂をはじめ、仁王門、五重塔、鎮守堂、大師堂、十王堂、赤堂(大日堂)、慰霊堂、鐘楼、客殿などが並びます。

また脇侍の阿弥陀如来は天正の兵火で長宗我部軍が本堂に侵入した際、住職を守ったとされ「太刀受けの弥陀」と呼ばれています。その後、寺名を「本山寺」に改めました。

見どころ

【仁王門】は和様・唐様・天竺様という三つの様式の山門で、国の重要文化財に指定されています・

【鎮守堂】は桧皮葺き屋根の室町時代末期の様式を残す小さな杜で、県の指定文化財に登録されています。

【本堂】1300年(正安2年)に建立された本堂は国宝に指定されており、屋根は本瓦葺きで外観内部共に奈良風の建物です。

【五重塔】1910年(明治43年)、住職の頼富実毅(よりとみじっき)が再建しました。

次の71番札所「弥谷寺」まで約13㎞(車で約30分)です!

香川県

Posted by いけち