四国八十八ヶ所お遍路の旅。【72番札所】我拝師山 延命院 曼荼羅寺(がはいしざん えんめいいん まんだらじ)
曼荼羅寺
本尊 | 大日如来 |
本尊真言 | おん あびらうんけん ばざらだどばん |
宗派 | 真言宗善通寺派 |
ご詠歌
わずかにも 曼荼羅拝む 人はただ 再び三度 帰らざらまし
曼荼羅寺は多度郡という場所にあり、「多度」にかけて「わづか」「二度」「三度」と回数を表す言葉が用いられたようです。「かえらざらまし」は帰らないだろうの意味。
「多度(たど)郡にあるこの曼荼羅寺を多度ではなく、少しの間でも拝む人は、二度、三度と生死流転することはなく、わずか拝むだけで迷うことなく極楽に行くことができるでしょう。」と詠まれています。
場所
公式サイト:https://www.mandaraji.jp/
宿坊:なし
電話:0877-63-0072
〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1380-1
駐車場
普通車 | 20台 | 200円 |
バス | 4台 | 500円 |
駐車料金の支払いは納経所で行えます。
善通寺インターチェンジから琴平方面へ。
御朱印
歴史
四国霊場で最も古い596年(推古4年)に、讃岐の領主・佐伯家の氏寺として創建されました。当時は「世坂寺(よさかでら)」と呼ばれていました。
807年(大同2年)、唐から帰朝した翌年に弘法大師が、亡き母である玉依御前(たまよりごぜん)の冥福を祈るために訪れたとも言われています。唐の青龍寺にならって伽藍を三年がかりで建立し、本尊に大日如来を祀り、唐から持ち帰った金剛界と胎蔵界の曼荼羅を安置しました。そして寺名を「曼荼羅寺」に改めました。
この時の記念に弘法大師の手で、不老松が植えられたそうです。
曼荼羅寺の近くの「水茎の丘」という場所に庵を建てて西行法師が7年余り暮らしていました。西行は曼荼羅寺に通い、境内にある平らな石の上でよく昼寝をしていたそうで、現在も同じ場所に「西行の昼寝石」が残されています。その横には「笠掛桜」があり、西行が都に帰る際には同行者が形見にと、桜の木に笠をかけたまま出発したのをみて、
見どころ
【仁王門】
【笠松大師】
弘法大師のお手植えと伝わる「不老松」が枯れ死したのち、その幹に刻まれた弘法大師坐像です。
樹齢1200年を超える不老松は、高さ4m足らず、直径18mの菅笠を二つ伏せた様な姿で、香川県の自然記念物に指定されていましたが、松食い虫に浸食され平成14年に伐採されました。
次の73番札所「出釋迦寺」まで約0.5㎞(車で約1分)です!