京都に行ったら絶対寄りたい京都御所(京都御苑)。昔と現在では場所が変わった?
京都御所に初めて行って参りました。
京都御所とは京都府京都市上京区にある皇室関連施設で、事前申し込み不要の通年公開です。
1331年から1869年まで、天皇が生活、儀式、公務を執り行った場所になります。
京都御苑の施設図
京都御所の周りには色々な施設があります。市民や観光客のために広く開放されているため、本を読んだり散歩をしたりと憩いの場になっています。
①児童遊園 ②近衛邸跡 ③旧桂宮邸跡 ④祐ノ井(さちのい) ⑤猿ヶ辻 ⑥一条邸跡 ⑦宮内庁京都事務所 ⑧縣井(あたがい) ⑨御車返しの桜 ⑩染殿井(そめどのい) ⑪京都迎賓館 ⑫学習院跡 ⑬白雲神社 ⑭旧閑院宮邸 ⑮環境省 京都御苑管理事務所 ⑯㈶国民公園協会 ⑰宗像神社 ⑱厳島神社 ⑲拾翠邸(しゅうすいてい) ⑳九条邸跡 ㉑黒木の梅 ㉒鷹司邸跡
京都御所
今は手荷物検査を受けて受付をすれば立ち入ることが出来ますが、大昔なら一般庶民が入れるようなところではなかったはずですよね。
皇族や貴族の気分で御所の庭園を眺めてみましょう。
施設図
①御車寄 ②諸大夫の間 ③新御車寄 ④回廊 ⑤春興殿 ⑥紫宸殿 ⑦南庭 ⑧清涼殿 ⑨小御所 ⑩御学問所 ⑪蹴鞠の庭 ⑫御常御殿 ⑬御内庭 ⑭御三間 ⑮迎春 ⑯御涼所 ⑰聴雪 ⑱御花御殿 ⑲皇居宮常御殿 ⑳若宮御殿 ㉑姫宮御殿 ㉒飛香舎 ㉓参内殿 ㉔参観者休所
注意事項
事前申込不要で通年公開が実施されていますが、定休日もあります。
基本は月曜日が休みで、月曜日が祝日の場合は次の日が休みになっています。年末年始や行事等が執り行われている日も休みになりますので、お出かけの際は宮内庁HPより確認が必要です。
門はたくさんあるように見えますが、入場できるのは㉔清門所のみになります。
入場料は不要ですが、受付で手荷物検査、検温、アルコール後に、首にかけておく番号札をもらいます。順路は決まっており矢印やロープで一方通行になっています。
最後にまた受付をした㉔清門所に戻り、番号札を返却してから退出します。
敷地が広大なので、番号札で人の入出の管理をしておかないと、門を閉めることができませんものね。
敷地内には監視カメラもたくさんあります。
見どころ
すべてが壮大なのですが個人的に目を引いたのは、㉔清門所に皇宮警察の方が立っているところですね。
すぐそばにはパトカーも一台停車しています。(写真を撮るのを忘れました・・・。)
皇宮警察の方をテレビでしか拝見したことが無かったので新鮮でした。
京都御所の裏話
実はもともと平安時代に建造された京都御所は、現在の所在地とは全く異なっているのです。
天皇や皇族らの居所として利用されていた建物(内裏だいり)は、平安時代だけでも8年に1度くらいの割合で全焼しています。
火災の度に建て替えを余儀なくされる訳ですが、新しい内裏が完成するまでの間、どうするかというと、貴族の邸宅を一時的な御座所として利用するのです。(これを里内裏という)
そして1227年(安貞元年)を火災を最後に、内裏の再建は行われることはありませんでした。
天皇は各貴族の邸宅を転々としますが、1331年(元徳3年)に光厳(こうごん)天皇が即位した際に利用していた里内裏が、正式な内裏とされました。
これを基として拡充されたのが、現在の京都御所という訳です。
なんと現在の京都御所は、もともとは里内裏(さとだいり)のひとつだったのです!そして1331年(元徳3年)から1869年(明治2年)の東京遷都まで、皇居として利用されます。
まとめ
この広い敷地の中で国の儀式、公務が執り行われていた時期があったのだと、空想にひたってしまいました。
天皇の交代により時代が平成から令和に代わり、イギリスのエリザベス女王の逝去により国葬が全国ネットで放映されたりとするなかで、日本独自の皇室や天皇ご一家に注目が集まっています。
タイムマシンに乗って過去を見ることはできませんが、大河ドラマが大好きな私はあれこれと当時あったであろう生活に思いをはせることができました。
京都に観光に行った際は、是非お勧めの観光地です。