仏像の特徴。手には水かきで偏平足で宙を歩ける?

2024年7月22日

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仏像のモデルはお釈迦様です。

頭部

ほとんどの如来像に、頭頂部にぽっこりとしたこぶのようなものが見られます。(大日如来は除く)

これを肉髻(にっけい)と呼びます。

人間よりも多く智慧が詰まっているということを、象徴して表現していると言われています。

如来の髪の毛は濃い青色で、小さい巻貝のように渦巻いています。

これを螺髪(らはつ)と呼びます。

螺髪はお釈迦様が出家の為に髪の毛を切り落とした時に、髪の毛がカールしたことを表していると言われています。

耳、首

耳が大きいのは、多くの悩める人々の声を全て聞き取るためです。耳たぶが大きいのも特徴。

喉には三道(さんどう)と呼ばれる、三本の筋があります。

三道にはいろいろな意味があるとされています。

眉間には白毫(びゃくごう)と呼ばれる、小さな突起が付いています。

これは一丈六尺の長い白毛が右巻きにカールしたもので、ここから常に光を放っていました。

まつ毛は長く、目は大きく青色をしています。

歯は40本もあり、舌は顔全体を覆えるほどの幅と長さがあったとされています。

これは多くの人を救うために説法をしているうちに、どんどん長さと幅が伸びていったそうです。

お釈迦様はたくさんの人を救うために手を差し伸べているうちに、腕がどんどん長くなり膝の下まで届くようになったそうです。

指は長くて美しく、赤ちゃんの手のように柔らかくふっくらしています。

指の間には水かきのような薄い膜が付いて、これは縵網(まんもう)と呼ばれます。

人々を救いもらすことがないように、第一関節のあたりから膜ができたそうです。

お釈迦様の足は幅広・甲高・偏平足だったと言われています。

足の甲は高くふっくら盛り上がっていて、足幅が広くて丸みを帯び、足の裏が真っ平らで土踏まずがありません。

足は付け根から足首までストンとしていて、くびれはなく大根足であったそうです。

足のサイズが一説によると70㎝もあり、指やかかとに様々な模様が付いています。

お釈迦様が説法のために石の上に立たれると、石にはこの模様が残ります。これは仏足石(ぶつそくせき)と呼ばれています。

その他

Posted by いけち