四国霊場ことば辞典。分かりにくいお遍路ワードを説明します。読めない、分からないを解決!

2023年5月25日

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お寺や神社で使われる言葉は独特の言い回しですよね。聞きなじみがなく、読むことも困難で、拒否反応を示す方も多いのではないでしょうか。

詳しく説明すれば奥が深いのですが長くなりますので、ニュアンスで理解できるように簡単にまとめました。是非参考にしてみてください!

あ行・か行

阿闍梨(あじゃり)師、師匠、先生。
一刀三礼(いっとうさんらい)一度刀を使うたびに三度礼拝すること。
御御衣(おみごろも)高貴な人の衣服。

開基(かいき)寺院を創設した創立者。
開創(かいそう)寺院を創設すること。
加持(かじ)不可思議な力で加護すること。
伽藍(がらん)僧侶が修行する場所。寺院。
勧請(かんじょう)分霊を他の神社に移すこと。
帰依(きえ)よりどころにすること。
寄進(きしん)寺や神社に土地や財物を寄付する。

結願(けちがん)四国八十八ヶ所を全てまわり終えること。
願いが叶うと言われています。
羂索(けんさく)投げ縄のこと。

虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)虚空蔵菩薩の真言を1日1万回、100日間(百万遍)となえる最も難行とされる修法。
古刹(こさつ)由緒ある歴史のある寺のこと。
護摩(ごま)・護摩修法インド系宗教で火を用いる儀式。
願いが書かれた木(護摩木)を火の中に投じて祈祷する。
金剛杖杖は大師の化身とされ、同行二人のシンボル。
権現(ごんげん)衆生を救うために様々な姿になり現れる仏や菩薩のこと。

さ行・た行

三方(さんぽう)お供えをのせる台のこと。
宿坊(しゅくぼう)参拝者が泊まる寺の宿泊施設。
修験道(しゅげんどう)山にこもって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする。
山岳信仰。神道や道教などが混合した仏教の一つ。
衆生(しゅじょう)一切の生きとし生けるもの。生物のこと。
巡錫(じゅんしゃく)僧が各地を巡り歩いて教えを広めること。
厨子(ずし)仏像や経典を安置する入れ物。
多宝塔(たほうとう)仏塔における形式のひとつ。

な行・は行

入定(にゅうじょう)高僧や聖者が亡くなること。
涅槃(ねはん)サンスクリット語の「ニルヴァーナ」の音写で「消滅」を意味。
全ての煩悩が消え去った悟りの境地を示しています。
念珠(ねんじゅ)密教では数珠を念珠という。
能書家(のうしょか)歴史上の書人で高度な技術と教養をもった専門家のこと。
廃仏毀釈はいぶつきしゃく。
仏舎利(ぶつしゃり)釈迦が荼毘にふした遺骨。
白衣(びゃくえ)霊場をまわる時に着る白い上着。

ま行・や行

曼荼羅(まんだら)仏の世界観を表したもの。絵や像や図など。
道標(みちしるべ)札所までの距離や方向を記した標石。
冥加金(みょうがきん)自発的に支払うお礼のお金のこと。
鰐口(わにぐち)軒下につるす金属製の音響具。

その他

Posted by いけち