四国八十八ヶ所お遍路の旅。【15番札所】薬王山 金色院 国分寺(やくおうざん こんじきいん こくぶんじ)

2023年4月20日

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88カ所内に国分寺は4カ所あります。こちらは徳島県の「阿波国分寺」です。

国分寺

本尊:薬師如来

本尊真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

ご詠歌

薄く濃く わけわけ色を 染めぬれば 流転生死(るてんしょうじ)の 秋のもみじ葉 

濃くわけの”こくわけ”と寺名の国分寺の”国分”をかけています。「流転生死」とは生死を繰り返し三世六道を輪廻する世界をさします。

「紅葉する秋の葉は、その寒暖の差で薄くまたは濃く色を染めていきます。それはまるで人間の流転生死をしめしているようです。」と詠まれています。

場所

公式サイト:なし

宿坊:なし

電話:088-642-0525

〒779-3126 徳島県徳島市国府町矢野718-1

普通車が10台ほど停められる無料の駐車場があります。A.M.7:00からP.M.17:00。大型車は駐車禁止。

藍住インターチェンジから県道1号線を徳島方面へ。国道192号線と合流したら石井町方面へ。看板に沿って県道123号線へ。

御朱印

画像がアップされるまで少々お待ちください。

歴史

741年(天平13年)、仏教による国家鎮護を願った聖武天皇の詔によって諸国に建立された国分寺の一つです。

縁起では聖武天皇から釈迦如来像と大般若経が納められ、本堂には光明皇后の御位牌厨子(ごいはいずし)が奉納されたといいます。

行基が開き薬師如来像を本尊としました。創建当初は南都の学派に属する法相宗で、寺領は二町四方と広く壮大な七堂伽藍が建っていました。

弘仁年間(810~824)、弘法大師が四国霊場の開創のために巡教した際に宗派を法相宗から真言宗に改めます。

天正の兵火によって一時衰退しましたが、1741年(寛保元年)、阿波藩郡奉行の速水角五郎の命で伽藍が再建されました。現在は曹洞宗(そうとうしゅう)の寺になっています。

見どころ

【庭園】江戸時代後期に大改修された、豪快な石組造形をもつ日本屈指の庭園です。(拝観料300円)非公開ですが境内には桃山時代の作庭とされる枯山水の庭園があり、国の名勝に指定されました。

【本堂】1804年~30年(文政年間)に再建されました。

重層の入母屋造りで、聖武天皇、光明皇后の位牌が祀られています。

次の16番札所「観音寺」まで約2㎞(車で約10分)です!

徳島県

Posted by いけち